2019年02月25日

スポーツから学ぶこと

先日、フィギア四大陸選手権の紀平梨花選手のフリーの演技を見た。ショートプログラム(以下SP)5位からの大逆転は見事なものであった。負傷した手の痛みなど全く感じさせない完璧な演技。彼女は試合後に「逆転できるかどうかわからなかったけど、とにかくフリーを跳ぶという意思を貫いた。」とコメントを残している。そして実はトリプルアクセルを2本跳ぶ予定であったが、1本目のアクセルを決めた後「2本は難しい」という演技中の判断で2回目は2回転半に抑えてその他の演技を完璧にこなしての優勝だった。
紀平選手は16歳でシニアデビュー後、国際大会で破竹の6連勝。他を寄せ付けない強さを見せつけている。彼女の強さは何かと興味を持ち、いろいろ調べてみた。すると、意外なほどマイペース。コーチの話によればSPが満足いかない結果に終わった夜もホテルで英語の勉強をしていたという。日の丸を背負っているなどといったプレッシャーなどまるでない。彼女は今まで練習してきたことをすべてやりきるというただそれだけを心掛けているように思う。そしていい意味での開き直り。フリーの演技に臨む直前には「SPで失敗してやった」と自らを奮い立たせたという。最低限のことを成し遂げた後は、演技中に構成を変更してしまう冷静さも持っている。
入試も同じであると思う。中学の名や塾の名を背負って挑む必要などない。ただ自分のために挑むのだ。ただ今まで勉強してきたことを出し切ればよいのだ。あらゆる邪念から解放されたときに実力は最大限に発揮されるものだと思う。入試の魔物が入り込むスキを見せないことだ。少しぐらい失敗しても開き直りと冷静さで活路をひらくのだ。
反対に私立高校でよい結果を出せた人も決して油断してはならない。サッカーのアジアカップではイランに勝って優勝間違いなしと思われていた日本がカタールに完敗するようなことも起こっている。「勝って兜の緒を締めよ」この言葉に尽きる。
先日、白血病を公表した水泳の池江璃花子選手は「自分には越えられない壁はない」と言い切った。一流の選手から学ぶことはたくさんある。ぜひこれらの言葉を入試に活かしてもらいたい。健闘を祈る!!
進学塾オネスト白子校
中根 眞澄
posted by honest at 16:10| 雑感