2018年01月22日

夜光雲ってなに?

 先日、テレビニュースが夜光雲が観測されたと伝えていた。西日本の広い範囲で、銀色や赤色に輝く「夜光雲」という特殊な雲が見られたということだ。通常の雲が地上十数`までにできるのに対し、高さ80キロ付近の「中間層」と呼ばれる大気の層にできる氷の雲で、日の入りや日の出の前後に、太陽の光を浴びて輝くそうだ。自然現象としては極めて珍しい現象で、日本では平成27年に初めて観測された。今回は、ロケットから排出された大量のガスやチリが氷の粒となってできたと考えられる。
 朝日新聞の記事によると、このロケットは固体燃料ロケット「イプシロン」3号機で、NECが開発した小型観測衛星「ASNARO-2」を予定の軌道に投入した。イプシロンは全長約26メートルの小型ロケット。ロケット燃料の炎とは別に、彗星の尾のような白い光の帯が真っ暗な空に輝いた。高度100キロ以上の上空で噴出された燃料ガスが太陽光に照らされたとみられ、約30分後には、帯状の雲が、赤みや青みを帯びて一筆書きのように漂う様子が見られたとある。
 兵庫県たつの市の新舞子海岸では18日午前6時10分ごろ、南西の方向に最初に白い閃光が30秒ほど見えて、その後は雲が虹色に輝いている様子が見られたそうだ。ロケットの打ち上げ場所から500キロも離れた場所でも観測されたということは、もっと各地でも見られたはずだ。
 今後もロケットの打ち上げは続くだろうから、ニュース等に注意していて、せひ、一度観測し、撮影したいと思っている。
                                                進学塾オネスト 牛田光洋
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2015年03月21日

天体ショー

 3月20日欧州北部で皆既日食があったとニュース等が伝えていた。19日の朝日新聞によると、「壮大な天体ショーを待ちわびる人が多いなか、欧州の電力各社が気をもんでいるらしい。一時的だが太陽光発電がほぼ全てストップするからだ。初めての体験を乗り越えようと、各社は連携して予想外の事態に備えている。欧州全体で3500万`ワット相当の太陽光発電設備が急激に発電不能になる見込みだ。従来の中規模発電所の約80ヵ所分に相当するという。ドイツ各社はその間、急激な太陽光発電量の減少に備えて、火力や水力など太陽光発電以外の発電でも補えるよう準備するという。」 ニュースの中で発電に関することが伝えられていなかったところを見ると欧州の各電力会社はうまく乗り切ったということであろう。一安心である。
 日食は地球と太陽の間に月が入り地球から見て太陽を月がかくしてしまう現象だ。今から5年前の三重県の高校入試で地球、月、太陽の並び方を答えさせる問題があった。今回日本では日食は見られなかったが4月4日(土)に皆既月食が観測できる。一部が欠け始めるのは19時15分すぎからで皆既は20時54分すぎから21時6分すぎまでで、食の最大は21時すぎである。22時45分すぎには部分食が終わる予定だ。都合がつく人はぜひ観察してほしい。月食の並び方は月、地球、太陽で地球の影に月が入る現象だ。天体を中学理科で勉強するのは中学3年後半だ。それまでに、少しでも夜空を眺めて、天体に興味をもってほしい。春休み中に天体ショーを楽しんでほしい。
 
進学塾オネスト四日市校
牛田光洋
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2014年05月17日

空にかかる七色の橋

 先日の朝日新聞に「イグアスの滝(アルゼンチンとブラジルの国境にまたがる世界三大滝の一つ)」で月光に照らされた「ムーンレインボー」が浮かび上がったと掲載されていた。また、同じ日に中日新聞には三重県伊賀地方で水平の虹が現れたとの記事があった。
 そこで「虹」ついて調べてみた。雨上がりの空に現れる、幻想的な七色のアーチ。太陽の光が、空気中にある水滴の中で反射・屈折することで生じる「虹」である。本来、光は直進する性質を持っているが、空気中の水滴に侵入するときは一度屈折する。そして水滴の内面で反射し、また屈折して外へ出ていく。ポイントは、屈折時の角度だ。白く見える太陽光は、七色の光を含んでいる。この七色の光にはそれぞれ違う角度で屈折する性質があるため、水滴から出てくるときに七つに色別れする。これが虹の正体だ。
 虹が現れるのは、太陽の反対側の空で雨が降っている場所。正確には、太陽を背にして立った時、自分の頭の影が映るところから約42度見上げたところに虹が見えるのである。色の並び方は、アーチの外側から内側に向かって、赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、紫の順にできる。波長の長い光から短い光という順序だ。私たちが一般的に見る「虹(主虹)」の外側に、もう1本の虹が見えることがある。これを「副虹」という。副虹は約51度の位置に見える。かなり高い位置で色も薄いので、見逃してしまうことが多い。主虹の色が濃いときは、外側に副虹が見えるチャンスである。副虹の色の並び方は主虹と逆でアーチの外側が紫で、内側が赤。
 虹は日中だけに見えるものではない。夜間、月の光でできる虹がある。これが冒頭で書いた「ムーンレインボー」「月虹」である。月の光は太陽よりも弱いため、月虹はまれにしか見ることができない。ハワイ諸島のマウイ島では月虹が観測されると、「先祖の霊が祝福と癒しをもって訪れる証」と考えられている。
 もう少しすると、梅雨の季節になる。梅雨空の合間に虹がみられることがあるかもしれない。虹が現れたら副虹を探してみよう。そして、虹の仕組みを確認(中1理科「光」の単元)しよう。

                                  
進学塾オネスト四日市校 
牛田光洋


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